2004 夏のモトルネッサンス

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Fuku’s Report <導入編>

時は、モトルネ暦20040815年。

TI星域での戦いは熾烈を極めていた。

MMRT連邦軍は、当初NT1戦域でこそ勝利を収めたものの、ここMT1戦域に主戦場を移してからは、イタ公国軍の相次ぐ新型MS攻勢の前に苦戦を強いられていた。

オクムラ・コロニーにて前後サスにマグネットコーティングを施したとはいえ、VTR初号機の戦闘力不足は深刻で、MMRT連邦軍エースパイロットであるフク少尉は焦るあまり条約違反の新品タイヤをVTRに装着したばかりか、禁断の兵器タイヤウォーマーを新たに投入するという暴挙に出た。しかも情報収集用にP-LAP2を装着・発動させるという念の入りようである。

この戦いでフク少尉は保有する資金の大半を使い果たし、家族はその浪費振りに恐怖した。

というわけで、これまでに無い物量作戦でのぞんだ夏のモトルネである。

Fuku’s Report <死闘編>

8月14日練習走行

新品タイヤを練習なんかに使うと、もったいないお化けが出るので3H使用したタイヤで1本走る。今回ボクサートロフィーなどいろんなクラスのマシンが混走のため、無理せず走るつもりだったが、あまりにラインをブロックされる上にストレートでも容易にかわせないという情けなさ。(T_T) せめて46秒に入れておこうと焦る気持ちがリズムを崩す。更に2周目で終了したタイヤは開けても横にしか進まない、挙句の果ては最終コーナー進入で前を行く他クラスのマシンにオカマを掘りそうになる。(マジやばかった、うしろでかっぱさんが思わずブレーキ握ったらしい)

そんなこんなで、クリアラップも取れず48秒を切れないまま終了。(ガーン)状況的には不安一杯だけど、明日は久しぶりの前後新品タイヤ+タイヤウォーマーなので、これでベスト更新出来ないわけが無いと気楽に構える。

一旦サーキットを出て、いつもの麦とろ定食→温泉→100円マッサージ機で、極楽極楽(⌒◇⌒) サーキットに戻る道中スコールに遭うが、ドライ男のしんばしさんと違って雨なら雨でかまわないので気が楽だ。今夜はたっぷり睡眠を取って、明日がんばんべ~!(実際は暑さで眠れず睡眠不足(+_+))

8月15日予選・決勝

えいやさえいやさ...5時半に目が覚める。あたりを見回せば路面は乾きつつある、と思ったらいきなり降り出す雨。皆が起き出す頃には完全に路面はウェットとなる。ただ、雨はまた止んでおり9時の予選開始時のコンディションがどうなるかはまだ読めない。最終のタイヤ決定を8時と決めコースを走行する他クラスのマシンのリヤタイヤから上がる水しぶきの量を確認する。殆どしぶきは上がっていないので、ドライでもいけそうな雰囲気はあるものの、悩んだあげくレインで行く事に決定、問題はどのレインタイヤを選択するかだ。今回は豪勢にもレイン用リヤは2種類を持ち込んでいる。未使用だが数年放置されていたカチカチの180サイズと、減ってはいるがまだ柔らかい最新パターンの165サイズだ。(いずれもヤフオク(笑)) 俺としては165サイズは履いた事が無かったのと、腐っても未使用の180でいこうとしたが、メカのくろすけさんから、『こんなん履いたらえらい目にあうわ。』ときついダメ出しを受けて165を使用する事に。

今回メカ二名体制なので、タイヤチェンジもあっという間に終わり新兵器(違うって)タイヤウォーマーでホイールまでアチアチになった頃予選スタート。

1周回り路面状況を見ると乾いている部分が多いが、改修後のTIの路面は真っ黒なのでどこが濡れてるのか良くわからない。165サイズのリヤタイヤの違和感は無く、グリップしている感覚もあるので思い切っていけそうだけど

『予選で無理してこけるのもなあ』

といまいち攻めきれずにいると2台のドカ(999S&996R)が抜いていく。

『こりゃラッキー(⌒◇⌒)』

ペースメーカーを得て4週目に58秒台に入る。

『うーんなんか全然滑る感じはしないしもう少しいけそうや、とりあえず前との感覚を詰めれば前車のタイムは、上回れるな(^_^)v』

とペースを少し上げた5周目のリボルバーで前を行く996R&999Sが2台まとめてスリップダウン、絡むように路面を滑っていく。

『なんや~!やっぱり滑るんじゃん。』

ペースを上げ切れずに終了。(>_< ) 1‘ 58.778 総合11番手(クラス7番手) まあこんなんでかんべんしてください。 予選終了後、天気を気にしつつマシンの整備を行う。ステアリングステムが締めすぎとメカ二人から指摘を受け、くろすけさんに調整してもらったのと、フロントブレーキの引きずりを低減するためのピストン揉みを行う。これで1秒UPは間違いない、とのくろすけさんの言葉に単純にそうやな~と思える俺って幸せ者?天候はどんどん回復に向かっているので間違いなくドライタイヤと決め、虎の子の新品レンスポルトを組み込む。 決勝を前にして緊張感は高まって来るものの、久しぶりに全開走行が出来る嬉しさで気分はHiだ。二人の子持ちライダーとしては、転倒して怪我したりマシンを壊したりすると即引退となりかねないので、練習では必死で走っているようでも最後の一歩は攻めきれない。マシンやタイヤもBESTで練習することは、まず無いので、自分の今の100%で走る機会はレース当日だけだ、早く走りたくてウズウズする。もちろん、レースだからといってコケてもいい訳じゃないが、決勝レースで走りを抑えてたのでは本末転倒、レースやってる意味が無いので、この時だけはスイッチが切り替わる。というかこの日に向けて数日前から、モチベーションを高めていき、スイッチが切り替わる状態に自分を持っていくのもまたレースのうちと思っている。(歳を重ねるにつれ種々の雑用が増え、それも難しくなりつつあるのも確かだが。。) ピットでタイヤウォーマーをかけて、決勝の始まる時間を待つ。スタ前チェックぎりぎりの時間にマシンを移動させ、チェックを受けていると、なんと雨粒が落ち始めた。(゜o゜) しかも結構粒が大きいので、何台かのマシンはあわててレインに組み替えを始める。こっちはスペアホイールなんて持ってないから、いまさらどうにもならない。そのままグリッドにマシンを並べる。まだ雨は少しパラついているが、このくらいの状況は何度か経験しているし、この時を想定してのシールドのガラコ塗りや曇り止めも完璧なので、 『路面を濡らさず、皆に心理的抑圧を与える程度に降り続け。』 と祈るが残念ながら選手紹介の間に止んでしまった。(残念!)仕方ないからドライでガチのレースを楽しむとしよう。皮むきなしのホントの新品タイヤで決勝を迎えるのは初めてだが、タイヤ表面の脱脂をちゃんとすれば大丈夫!と某タイヤメーカー勤務のもて耐ライダーから聞いているので最初から全開で行くつもりだ。 ピットクルーのMasayanと西脇2号に別れを告げてサイティングラップスタート、後方から右2本出しの赤いマシンがすっ飛んでいく!気合入ってるなあと付いて行くが皮むきしながらなので、あっという間において行かれた。さすがにウォーマーで暖めた新品タイヤはグリップ感抜群で右に左に膝をすりながら 『こりゃえーわ』 と1周回り11番グリッドに付いた。 赤旗退去、レッドシグナル点灯...。消えた!!と同時にクラッチミートしたが、春のレースで2回フロントをリフトさせて出遅れた記憶がよみがえり、アクセルオープンが遅れる。左後方から飛び出した赤いTLSに先行されたのはやむをえないとして、(なんたってフ○イング、呼び出し、説教だからね。) 数台のマシンに左右からゴボウ抜きされる。(T_T) 『ちっくしょお~(怒)』 と悪態をつきながら1・2コーナーで数台を抜き返したが、裏直でまた数台に前に出られる。4~5台前にはこけさんの黄色のTLSが見える。 『あれほどレース前に俺の前に出ちゃダメよと言ったのに~。』 1周回って順位は15番手ぐらい、アトウッドでこけさんの後ろに付くが裏直で離れ、更に後方から黄色のTLRがくる。すると前に出て来て2台の黄色いスズキを追う展開に。タイヤも足回りも全く不安は無く、思い切って攻め込めるので、2周目のタイムは45秒台、これでスーパーライダースのエントリー資格ができた。(えっ?そんなクラスもう無いって(゜o゜)) 3周目のアトウッドから裏直で2台のスリップに入るが裏直エンドまでに10mは離される。しかもTLRの影で看板を見落としたと思い、わずかにブレーキングが早かった、赤い999モノがインに滑り込む。 『しまった~(>_< )』 と思ってももう遅い。このままではNTマシン(=こけさん)に負けてしまう~!!と気ばかり焦るが手も足も出ない。そのままの順位で4週目突入、裏直エンドでインに滑り込んでくる赤い彗星!じゃなくて999S!! 『アミーゴ、待ってくれ~!』 と心で叫びながら追走し、Wヘアピンへ。進入でキャキャッ!!とスキール音と共にフロントタイヤが小さく速いスライドを起こす。(>_< ) フロントがハイサイドしかかり跳ね起きて大きく振られたマシンを何とか立て直すが、インからあざ笑うかのように黒い748Rが抜いていく。(T_T) メインストレートでアミーゴ999Sに置き去られた集団は、TLS、TLR、999モノ、748R、VTR(俺)の順で5周目突入。こけさんの黄色いTLSまでは手前の3台をかわさないと届かない。1・2コーナー、モスSを抜けてアトウッド進入で748Rの後ろに付き裏直へ駆け上がるが、アクセル全開でもマシンはなかなか前に出て行かない。 『もっと早く反応してくれ~!!』 マグネットコーティング前のGUNDAMに乗る覚醒したアムロの心境である。スローモーションのように748Rがじわじわと離れていく。 『お前何ccだよっ(怒)』 怒っても始まらないが、腹が立つ。前の4台はスリップを使い合い横一線でヘアピンへ、一人遅れて後方から突っ込みで1台でもかわそうとするが後ろに付くのがせいいっぱい。便所裏でまた離れてWヘアピンで追いつく。 この繰り返しに一瞬ダメかなと心をよぎるが、気を取り直して6週目突入。TLS先頭は変わらず、999モノ、748R、TLR、VTRの順でメインストレートを駆け抜ける。ボードの『L2』の文字でこの周回で勝負かけなきゃ間に合わないと気づき、前4台のスリップを使いながら、ブリッジ手前でラインを右に寄せ、ブレーキングでTLRのインを突く。これで調子に乗ってイケイケモードに突入、アトウッド進入で748Rをかわし、ヘアピンで999モノのインにマシンを滑り込ませる。(^_^)v 『よっしゃー、あとはこけさんや~!』 気合を入れて黄ガニの迎撃体制に入り、Wヘアピンから最終コーナーまでで真後ろについた。 練習走行の時に、何度かこの黄色のTLSの後ろについた事があるので、どんな走りをするかは良く知っている。クロスラインでコーナー立ち上がりからストレートで抜くのはどんなに頑張っても無理なのは練習走行のときにトライ済み(セコイ?)だし、長いストレートの後の突っ込み勝負も距離が離れすぎて無理なので、勝負どころをWヘアピン進入と決めて最終ラップ突入、メインストレートで少し離れるが1コーナーブレーキングで後ろに付く。2コーナー立ち上がりからモスSを5mほどの感覚を保ってついていき、裏直で出来るだけ離されないようにアトウッドで先に向きを変えてアクセル全開、TLSのスリップに潜り込む。しかし、この黄ガニは同世代のマシンなのに、ホントにストレートが速いと思う。前周回でパスしたTLRや999モノとストレートスピードが変わらないどころか、もしかして速いのではと思えるほどだ。裏直後半で思った以上に差が開く。(>_< ) 『まずい! ヘアピンで真後ろについてないと、パイパーをクロスラインで立ち上がって便所裏でくらいつき、Wヘアピンでインをつく完璧な構想が崩れてしまう。』 焦りがいつも以上にブレーキングポイントを遅らせ、カットインのタイミングを逃す。 『しまったああああああ!!!』 クリップにつけなかったVTRはヘアピン立ち上がりでアウト一杯にはらみアクセルオンが遅れる、更にリボルバーで右に振り切れずラインが苦しい。パイパーに余裕を持ってクロスラインで入るはずが、ブレーキングで少し詰めるのが精一杯。目前でTLSが便所裏の登りを猛然と加速していく。 『待てい、このお!!』 WヘアピンにアウトからカットインしようとするTLSに少し遅れてインをめがけてVTRを放り込もうとするが、1台分届かない。(T_T) もうチャンスは無いかな、と思いながらも悪あがきで最終コーナー進入でピッタリ後ろに貼りつく。クリップを過ぎて目の前にあるTLSのリヤタイヤめがけて 『ぶつかってもいいや!』 とアクセル全開、若干差が詰まるがそのままメインストレートに飛び出した時点で勝負はついた。 『あ~、せめて集団の頭は取りたかったよ~(T_T)』 がっでーーむ!TLSに0.2秒遅れてのチェッカーだ。1コーナーを過ぎて、レース中一度も振り返らなかったこけさんが振り返る。

結果だけ見れば、安定して走りきったこけさんの後ろでアタフタしただけだが、自分なりに精一杯やったので今日は良しとしよう。自己ベストも1秒近く短縮できたしね。

総合14位 MT1クラス6位 ベストラップ 1‘ 45.14

さあ、つぎはモトルネJAPANだ、ガンバロー!!

     

○くろすけさん、ホントに何もかもお世話になりました。m(__)m専属メカになってください。(笑)

○Masayan、いつもありがとうm(__)m師匠も出来たし精進してな。

○しんばしさん、いつもピット取りありがとうm(__)m今回も一緒で楽しかったです、次回もよろしく。

○西脇2号、いつも応援ありがとうm(__)m

○こ~け~さ~ん(-_-メ) 次回雪辱です。

○いつものように後方から抜いていったアミーゴさん、雨にかけて裏切られたかっぱさん、まっぽんさん、そのほかお会いした皆さん楽しかったです、またお会いしましょうね~。

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