バイクのセットアップを行い、下山用の荷物を準備して会場に行く。荷物運搬車(自衛隊の運搬車)に預け、計測チップの確認を行って、開会式を待つ。すると目の前にTakaさんが居るのに気付き、声を掛ける。昨日の優勝の祝杯でかなり飲んだ様子だが、体のほうは結構軽いと言っていた。初参加の上、試走もしたことが無い私にとって、3年連続入賞者のTakaさんは良いアドバイザーである。スタートを待つ間もコースのきついポイントを教えてもらっていた。ある程度のイメージは出来たが・・・。開会式も終わり、実業団BR2から順次スタートが切られる。BR3、実業団女子・一般エキスパート、次が私たちの一般DとB・中学生・レディース総勢250名くらいの同時スタート。
スターターの合図と共に、前列の方から順に走り始めるが、今回も前の方に身の程を知らない方々が並ばれており、スタート直後に動くパイロンと化していた。私はめずらしく5~6列目と前方から、まあまあ良い感じのスタートを切ることが出来た。スタート地点から勾配5~10%の直線が3kmくらい続く、ここでストップウオッチをスタートさせていないことに気付く。
第2関門は結構な勾配のあるところで、給水を受け取るにも勇気がいる。ここでも水を貰い2口くらい飲んで紙コップを路肩に投げる。まだまだ続く急勾配。九十九折れも直線部分が長くなり緩急も大きく、ペースが安定しない。相変わらず急勾配では蛇行している選手が大勢おり、接触を避けるために気を使う。先行する同じクラスの選手を2人射程内に入れ、急勾配から緩斜面になる部分でペースを上げ抜いていくが、徐々に追いつかれることの繰り返し。
残り2.5kmくらいのところで、フィッツチームのHくんに追いつく。声を掛けて前に出るが既にいっぱいいっぱい。Hくんが平坦部分を良いペースで追いついて来て前に出るので後ろに付く、このペースに乗って競っていた同じクラスの人から逃げるのに成功する。その後も登りで前に出て、緩斜面と平坦部でHくんに追い抜かれ後ろに付く展開の繰り返しで、ゴール手前500mくらいまで行く。