第6回全日本実業団富士山ヒルクライムロードレース大会 参戦記

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090628azami-007開会式が終わり、8:30にBR1のスタートが切られる。その2分後ERクラスのスタート。新しい靴のクリートの具合が今一で、ペダルへのステップインに不安があったが、その不安が的中しスタート直後にステップインを失敗。そのまま走り、スピードに乗ったところで足を止め、2度目のステップイン。またもや失敗、順位が落ちる。3度目でようやく嵌り、やっとまともなペダリングが出来るようになる。最前列からスタートしたのに20番手くらいまで落ちてしまった。しかし、昨年の年齢別クラスと違いペースが想像以上に速い。馬返しまで押さえ気味に走るつもりだったが、そんなことをしていたら全くレースにならないくらいのスピードである。1kmくらいで先頭付近は1列棒状になり、ペースの速さを覗わせる。あっという間にBR1の最後尾を捉え、どんどん抜いて行く。さすがにスタート直後のハイペースとローラーアップを10分で止めたつけが出て足に乳酸が溜まり、2kmを過ぎる辺りでペースダウンしてしまう。直線の終わりの『鳥の絵』コーナーに入るあたりで先頭集団に逃げられてしまった。BR1に追いついてからは何人前に居るのか分からなくなっていたので、何人の集団が逃げているのかも全く分からない状態だった。ただ、高坂選手の黒いジャージだけは視界に捉えていた。

090628azami-006いよいよ前半の九十九折れ区間である。ボトルの水を一口飲み、ここからの勾配は10%前後を比較的緩やかなので、乳酸を除去するよう軽いギヤを回して走るようにした。そうは言ってもペースを落とすと前の選手と差が開いてしまうので、ケイデンスは高目をキープ。序盤無理をした選手が少しずつ落ちてくるのを食いながら、回復走で九十九折れを登る。途中BlueGrassの若い選手に追いつくと「一緒に回して行きましょう!」と声を掛けられる。若い奴は良いねぇって暫く前を引く。次のコーナーから彼が引いてくれる。結構いっぱいいっぱいで走っているので、中々代われないが並走して前を追う。ギヤが軽いのでケイデンスは上がり、心肺が悲鳴を上げ始める。このままでは、馬返し以降の激坂区間がヤバくなると思い、もう少しで高坂選手に追いつけるところだったが、一旦ペースを緩め、彼を見送る。軽いギヤを回したおかげで、足は少し軽くなった。馬返しまでは心肺を休めるよう少しだけペースを落として走った。同じERクラスの選手には追いつかれなかったので、そこそこのペースは維持していたと思う。右コーナーを抜け、馬返し手前の急勾配に差し掛かる。無理せず27Tシッティングで登る。丘の頂上付近が給水ポイントとなっており、スタッフの方が紙コップを差し出してくれている。ボトルを取るのが面倒だったので、紙コップを受取り、一口飲んで、路肩の邪魔にならないところに放り投げ、激坂区間に突入する。

ますは一昨年初参加の時、壁に見えた15%くらいの坂である。ギヤを合わせ登り勾配に入って行くが、ケイデンスが合わず失速してしまう。どうやら人間の方のギヤチェンジに失敗したようである。その後も勾配とケイデンスが合わず、苦戦する。それでも高坂選手の黒いジャージが勇気をくれる。我慢の走りが続くが、徐々に自分の感覚とペダリングが合ってくるようになる。20%勾配区間前には、なんとか良い感じで回せるようになっていたので、ラッキーだった。といっても34×27固定でなんとかって感じであるが・・・。蛇行しているBR1の選手を避けながら、出来るだけ真直ぐ登る。20%勾配区間で落ちてきたERの選手3人を抜く。前半の九十九折れで一緒に走ったBlueGrassの選手はどんどん前に行っている。高坂選手との差は、急勾配で詰まり、勾配が緩むと広がることの繰り返しで、ほとんど変らない。20%超区間で追いつきたかったけど、序盤のハイペースの影響で足が無かった。残り3km、残り2kmと追いつけそうで追いつけない展開が続く。高坂選手は、あまり後ろを振り返らないので私の存在に気付いてないかも?でも追いつけなければ勝負も出来ないし・・・。ラストに勝負が掛けれるよう、緩斜面を利用してパワージェルを飲んでおく。

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緩斜面でペースを上げてみるものの差は縮まらず、やっぱ無理かなぁなんて考え始めたところ、残り1km手前で後ろからバイクの音が近づいてくる。一般のエキスパートクラスのTopが来ているのでは?と。九十九折れもあと2つとなった右コーナーの急勾配で振り返るとビンゴである。これを利用しない事はないと前に出てくれるのを待ったが、思ったほどペースが上げられない様子。次の左まで平地と下りがあり、高坂選手との差が一気に広がる。このままではダメだと思い、自分でペースを上げる。すると後ろに気配を感じる。エキスパートTopの選手がドラフティング入っている様子。もう少し早く来てよと思いながら、前を引いてラスト500mの左コーナーに入る。ちょっとした登り勾配なので、少しペースが落ちたところで、エキスパートTopの選手が私の横を抜いて行く。体が勝手に反応し、そのペースに乗っかり、一気に高坂選手との差を詰めることに成功する。高坂選手の後方3mくらいまで近づいたところで、ギヤを見ると私の方が2枚重いギヤが踏めているのを確認出来た。ラスト200mで渾身のアタックを掛け、高坂選手に並びそのままゴール前の右コーナーに入る。最後の最後に右に曲がり切ったところで後ろを振り返ると高坂選手の姿は無く、急勾配を登ってゴールラインを抜ける。なんとか逃げ切ったようだ。チップとゼッケンプレートを返却したところで、ストップウオッチを止めるのを忘れているのに気付いた。タイムも順位も何も分からず、とりあえず目標であった高坂選手の前でゴールできたということだけ事実として認識できた。

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