第23回ツール・ド・八ヶ岳 参戦記

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30分前に『Eクラス』の看板を持ったお兄さんが現れると直ぐに最前列に陣取った。隣に見覚えのある『Team ARI』のジャージを着た人が並んでいた。エントリーリストに有持さんの名前があったのを思い出した。確か丸ちゃんと同じチームで速い人だったという記憶があった。待ってる間に声を掛けて、少しお話をさせてもらった。辺りを見回すが、牛丸くんの姿は無く、どうしたんだろうって思っていたら、少し後ろの方に並んでいるのを見つけ、お互いペコって頭を下げて挨拶を交わした。スタート後に彼が追いついて来たところから頑張って付いて行こうと思っていたが・・・。

時間通り 9時にチャンピオンクラススタート!2分後A・Bクラスが、スタート。この中に若手メンバー2人(昨年も出場し 6分後に出た私に抜かれジャージ取り上げになりかけた)居る。深い意味は無いが、今年も 6分差である。4分後に Cクラス、6分後にDクラス、この中にも中堅メンバー 2人。そして 8分後私の Eクラスのスタート。
スタートの合図とともに、有持さんがロケットスタートを決める。ちょっとビックリしてクリートをミスって出遅れてしまったが、ポジションが良かったので 3位につけることが出来た。それにしても凄いスピードである。完全にオーバーペースであるが、離されてしまうわけには行かないので、少し無理して付いて行く。前には、愛知のチーム光の選手がいる。私の後ろにも光の選手、その後ろは確認できないが、有持さんの鬼引きペースで縦長の集団になっていたと思われる。スタートからあまり負荷を掛けすぎると乳酸が溜まり失速してしまうので、付かず離れずで平地を進み、最初の急勾配で前に出る。あっという間にDクラスの最後尾に追いつき、接触を避けて右車線を走る。するととんでもないスピードで牛丸くんが抜いて来た。思わず『冗談でしょう!』って声にでてしまったが、こんな序盤で置いて行かれる訳にはいかず、そのスピードに反応し後ろに付く。私の後ろにも選手の気配を感じ、少ないけど何人かの集団であることが分かる。後方を確認していないのでどうなっていたのか全く分からないけど、牛丸くんの走りは昨年と全く違い、かなり走り込んできていることが直ぐに分かった。それは全く勝ち目は無いって理解するのに充分だった。そうは言ってもこのまま離されたんじゃ情けないので、意地で前に出る。しばらく前を引くと、コース左の民家から猫が飛出してきた。一瞬、『アンダルシアの夏』の一場面が脳裏を過ぎったが、ブレーキとハンドルで避けることが出来た。後ろもビックリだったようで、ごめん!って振り返ると牛丸くんは笑ってるように見えた。

牛丸くんがスルスルと並びかけ、そのまま前に出て行く。暫くは後ろについて走れたが、3km過ぎた辺りから離されはじめ、頑張って追いつくがまた離されることを繰り返し、3.5kmを過ぎた辺りからは徐々に差が開くだけになった。牛丸くんは私より 1枚小さいギヤを踏んでいるので同じケイデンスでも差が開いて行く。ギヤを掛けたかったが、スタート直後のオーバーペースで乳酸が溜まっておりそのまま走るしかなかった。4km過ぎでDクラスのY下くんを抜いて、昨年アタックを掛けた5.2km地点では30m以上の差になっていた。そこから林に入り別荘地を抜ける頃には、前のクラスの選手に紛れて牛丸くんの姿を見失ってしまい、一気に気持ちが折れてしまった。昨年は24kmレースが出来たけど今年は3.5kmで終わってしまった。やっぱり凄いなぁって思いながら、残りの 20km弱を走らなくてはならなくなった。

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