経緯
純正イグニッションコイルはステム後方左右に各気筒ごとフレームに溶接されたステーに取り付けされている。振動の応力が集中するのか、このステーが破断するケースが頻発した。(個人の見解です) そのため、破断を防止するためにダイレクトイグニッション化することを決意したのである。性能アップとか部品の価格がぁ~とかじゃないのが目新しい。斬新な交換理由。w
流用選定
手元にダイレクトイグニッション車のER-6nがあったため、まずこの部品で作動するかどうかテストしてみる。正常ならば、この部品を探せばいいし、ダメなら実績のあるホンダ系車両のものを選択するだろう。
装着
動作テストのため、まずカプラを手配した。
>古河電工RFWシリーズ2極Fコネクタ[黒色](端子付)/2P090WPK-FERFW-BK-F
少しでも電圧ドロップを防止するため、リレーも装着。
>住友電装 マイクロISOリレーコネクタ/RL-05F-GY
バッテリー付近にリレーを配置し、純正コイル付近まで配線。左右に振り分けて、これがDIの電源となる。カプラーのロックを上にし正面から見て左が電源、右が信号線だ。
仮接続でエンジン始動を確認し、ダイレクトイグニッションをオークション手配した。
ちなみにER-6nの新品だとこうなる。
21171-0028(I/X) コイルアツシ(イグニシヨン) ¥8,392 (税込) 代表機種 EX400CDF 2018年12月現在
デンソー番号 129700-4580だ。あとは、防水グロメットの加工。防水以前にグラグラなので、固定という意味合いも大きい。
で、オークションで落としたのはコレ。
デンソー番号 129700-5350 だった。パーツカタログでは同じ純正番号だったと思ったのだが・・・。4580の後継なのかな? 2012年 ニンジャ250R(EX250KCF)用。
加工1
プラグホールの穴に合うようにTRXのグロメットを加工する。内径を約6mm広げなければならない。悩んだ末に木片にΦ28の穴を開け、グロメットを入れた状態でリューターで削って広げた。
なかなか、いい。ゴムの粉塵だらけになるけども・・・。
加工2
右のダイレクトイグニッションがファンシュラウドにわずかに干渉する。お見せできない溶接仕事でちょっとだけステーを延長して・・・
約5mm程度スペースを確保した。
どれくらいかかったか?
部品名称・番号 | 個数 | 価格 |
2P090WPK-FERFW-BK-F | 2 | 540x2 |
RL-05F-GY | 1 | 670 |
送 料 | 1 | 260 |
マイクロISOリレー | 1 | 手持ち |
配 線 | 1 | 在 庫 |
配線保護材 | 1 | 少々 |
溶接作業一式 | 1 | セルフ |
ダイレクトイグニッション | 2 | 2,818 |
送 料 | 1 | 907 |
合 計 | 5,735 |
お値打ちかどうかは、乗ってみてのお話ですけど・・・。w